Autify community meetup#3 「一人目のQAエンジニアの役割とミッションとは?」
こんにちは。カスタマーサポートエンジニアの林です!
今回は2021年8月5日に開催されたAutify community meetup#3 「一人目のQAエンジニアの役割とミッションとは?」のイベントレポートをお届けします。
Autify community meetup とは
AutifyのユーザーコミュニティであるAutifier Communityが主催する、QAやテスト自動化をテーマにしたミートアップイベントです。
サービスや製品の品質管理に携わっているみなさんに向けた情報を、カジュアルに共有していくことを目的としています。
Autifyのご使用経験がない方のご参加も大歓迎です!
イベントレポート
それでは早速、Autify community meetup#3「一人目の QA エンジニアの役割とミッションとは?」のイベントレポートをお届けしたいと思います。
本イベントはオンラインで開催され、ライブ視聴者数がはじめて100人を超えた非常に盛り上がったイベントとなりました! また、本イベントはYouTubeにてアーカイブの視聴が可能になっています。
気になる方は是非こちらも見てみてくださいね!
登壇者紹介
本イベントでは、以下の方々に登壇いただきました!
板谷さん( @itayan17 )
株式会社HRBrain、 QAエンジニア。2019年9月に一人目のQAエンジニアとして入社。テストフローや上流からの品質保証の文化を構築。
早川さん( @yuri_qak1231 )
株式会社タンバリン、QAエンジニア。2020年7月に一人目のQAエンジニアとして入社。チーム立ち上げや上流工程からのQA業務の確立を支援。
生井さん( @riririusei99 )
株式会社チームスピリット、QAチームのエンジニアリングマネージャー。2017年9月に一人目のQAエンジニアとして入社。QAチームのマネージャーとして、開発プロセスの品質向上をリード。
荒木さん( @74lieco ) ※モデレーター
オーティファイ株式会社、カスタマーサポートエンジニア。問い合わせ対応やFAQの執筆を行いながら、Autifier Communityのコミュニティマネージャーを兼務。
オープニング
オープニングでは登壇者の紹介や、イベントの概要の説明がされました。
イベントの登壇資料が表示されていても、登壇者の方々の全員の顔が見れるので、登壇者の方の雰囲気がより感じやすくなるレイアウトになっているのが良いですよね。
また、当イベントではTwitterのハッシュタグとして「#autify」を設定し、イベントの感想をご投稿いただきました。イベント参加者の生の声を見ることができるので、こちらも是非見てみてください!
パネルディスカッション
パネルディスカッションのテーマは「一人目のQAエンジニアの役割とミッションとつらみと自動テストと私」。
1人目のQAエンジニアだからこそ、何が必要で何が求められるのか、具体的にどのようなことに取り組んだかということを中心に話が展開されました。
実際のパネルディスカッションで取り扱った質問は以下になります。
- 1人目として入社したときの会社の規模は?
- まずどんな作業からはじめましたか?
- メンバーが増えたことで変化はありましたか?
- Autifyをどのタイミングで導入しましたか?
- 一人目のQAエンジニアに必要なスキルや素質は?
- 入社当時と現在で、社内の品質に対する意識に変化を感じますか?
質問コーナー
イベントの最後は、視聴者の方からの質問に答えていく Q&A のコーナーでした。
質疑については、slidoというサービスを利用し視聴者からの質問を集めました。
1人目のQAエンジニアとして、という質問もあれば、それとは別にどのようにテストを行っているかや具体的なツールなど、品質をテーマに非常に多岐に渡る話が展開されました。
実際の質問コーナーで頂いた質問は以下になります。
たくさんの質問が寄せられ、視聴者みなさんの興味・関心の高さが伝わってきます!
- 一人目として入社して、どれくらいの時間でどんなバリューを出せたと思いますか?
- QAエンジニアとテスターの違いは?
- 会社としては品質を上げたいとフワッとした思いでQAエンジニアを取ろうということが多いと思いますが、実際入るとテストというよりも仕様の整理から入る事が必要になると思っています。そのギャップに対しての苦労はありましたか?
- バグを見つけるのではなく、作り込ませないためにテクニカル的にどういったことをされましたか?
- 2人目のQAを採用するタイミングはどのように考えていますか?また採用した場合はどのような方を採用しましたか?
- リリースの頻度は、どのように決めていますか?スピードとクオリティの天秤でいつも葛藤します。
- 回帰テスト誰がやりますか? QA エンジニアとか開発エンジニア ?
- 「え、ここも私の役割なの?」と思ったものはありますか??
- 上司からの指示と、メンバーからの反対意見で板挟みになって、辛くなった経験などがありましたら、その対処方法について、おしえていただきたいです。
- リグレッションテストをAutifyで作っていくとどうしてもテスト実行時間が長くなってしまいます。テスト実行時間を短くするようなコツはありますか?
- プロダクトの対してQAエンジニア、QAチームとしてどう関わる事を理想とされていますか?
- 参考にした他社の事例などはありましたか?
- autify以外の自動テストはどんなものを使っていますか?また、autifyとの使い分けはどんな感じにされていますか?
- みなさんゲームが好きとのことですが、ゲームとQAに関係性があると思われますか。
- テストの文化が根付いていない組織ではテストの価値について理解を得るのが難しいこともあるのではないかと思うのですが、何か特に苦労されたことはありますか?ある場合、どう乗り越えたかも気になります!
- 目指しているキャリア像などはありますか?
- 自動テストはどんなタイミングで実行していますか?
- Autifyを導入する際に社内をどう説得しましたか?
- データを用いた機械学習系の機能をテストする際ってどうされていますか?たとえば、学習済みモデルの結果から得られる数値を使ってユーザーに提供する機能とか。本番データありきだから恣意的にテストユーザーを作りにくかったり、本番環境で初めて気づくバグ・不具合とかも出やすい領域だなっておもい
イベントに参加してみて
自分自身 QA エンジニアとして働いた経験はないのですが、今回のイベントを通じQAエンジニアとして活躍されているみなさんの実体験を聞いてみて、QAエンジニアは成果を出せる場面が多く、それに伴い業務範囲も非常に広い職種であると感じました。
パネルディスカッションでは「一人目のQAエンジニア」という面にフォーカスし話が展開されますが、一人目QAエンジニアとしてみなさん共通する業務もありつつ、プロダクトや開発体制によって異なる業務も多くある印象を受けました。また、QAエンジニアと他職種との関連性についても話題があがり、QAエンジニアに限定せず、様々な職種で適用できる動き方をみなさんされていると感じました。
質問コーナーでは、質問リストにも挙げたように非常に多岐に渡る話が展開されました。
E2Eテストのメンテナンスは誰がやるのかや、2人目のQAエンジニアに求めるものなど様々な話題がありましたが、個人的には同じようなバグを出さないための取り組みについてが非常に面白かったです!是非、様々な取り組みを具体的に聞いてみたいと感じました。
イベント内ではより具体的にどのような業務をされているのか、どのようなスキルがあると良いか、失敗談などにも触れられており非常に学びの多いイベントとなっているので、是非イベントのアーカイブもチェックしてみてくださいね!
おわりに
引き続き、Autify community meetupではQAやテスト自動化といった品質に関わるテーマのイベントを積極的に実施していく予定です。
conpassのAutify Japanイベントページより今後のイベント情報や過去に開催したイベントを確認できるので、興味のある方は是非覗いてみてください!
登壇希望の方からのご連絡もお待ちしております!こちらのお問合せフォームよりご連絡ください。
また、Autifier Communityには様々なAutify ユーザーの方にご参加いただいています。
Autifyの使い方に限らず、 テスト自動化やQAプロセスなど、品質に関わることであればなんでも相談できる場になっているので、 Autifyをご利用中でまだコミュニティに参加されてないかたも、是非こちらのお問合せフォームよりご連絡ください。
今回のイベントレポートは以上になります。
コミュニティやイベントを通じて、また皆様とお話できることを楽しみにしています!🙌
Autifyではこの他にも品質保証やテスト、アジャイル開発に役立つ資料を無料で公開していますので、ぜひこちらからご覧ください。