Autify Nexus リリース1周年:ユーザの皆様の声が変えた、32回のアップデート
Autify Nexusが正式リリースから1年を迎えようとしています!
この1年間、私たちは毎週のようにお客様のフィードバックに向き合い、改善を重ねてきました。単にバグを直すだけでなく、「こんな機能があったら」「これができなくて困っている」という声のひとつひとつが、プロダクトの方向性を決めてきたと言っても過言ではありません。
今回は1周年の節目として、この1年の進化を5つのテーマに沿って振り返ります。
THEME 01|AIと一緒に「書く・直す・管理する」
Autify Nexusにとって、この1年はAI機能が大きく成熟した1年でもありました。テストを「書く」作業、「直す」作業、そして「管理する」作業すべてにAIが関わるようになっています。
🚀 自然言語によるテスト作成(2025年12月)
テストしたい内容を日本語で記述するだけで、シナリオのレコーディングが自動的に始まります。「ログインして商品を購入する」と書くだけで、AIがシナリオを組み立てます。
🚀 AIによる自動修復(Fix with AI)の進化(2025年12月〜2026年5月)
リプレイ失敗時の自動修正からはじまり、リプレイ実行中のリアルタイム修正、さらに2026年5月にはカスタムプロンプト対応が実現。チームのテストガイドラインをプロンプトとして設定することで、修復のロジックをコントロールできるようになりました。
✨ 自然言語ステップの拡張(2026年1月〜4月)
レコーダー内での自然言語ステップ作成、変数・引数のサポート、そして自然言語ステップが生成した値を後続ステップに引き継ぐ「出力値サポート」まで、自然言語ステップはシナリオ作成の主役のひとつになりました。
✨ MCPツールによるシナリオ・テストプラン管理(2026年5月)
Claude・Cursor・Copilotなどの外部AIエージェントから、シナリオの作成・編集・テストプランの実行まで操作できるようになりました。AIがテスト全体を管理・実行する自動化フローを構築できます。
THEME 02|テストできる世界が広がった
テスト自動化の価値は、カバレッジの広さで決まります。この1年でNexusが対応できる範囲は大きく広がりました。
🚀 Eメールテスト機能(2025年11月)
パスワードリセット、会員登録確認メール、注文通知——メール受信を伴うシナリオのテストが可能になりました。固定メールアドレスとランダムメールアドレスの両方をサポートし、件名のマッチングやタイムアウト設定も柔軟に設定できます。
🚀 Nexus プライベートランナー(2026年3月)
社内ネットワークやステージング環境など、外部からアクセスできない環境に対しても、Autify Nexusからテストを実行できるようになりました。クラウドの利便性を保ちながら、セキュアな環境でのテスト自動化が実現します。
✨ マルチブラウザ対応の拡充(2025年12月〜2026年3月)
ローカル実行でのFirefox・Safari(WebKit)対応に続き、クラウド実行でもPlaywright同梱のFirefox・WebKitが選択可能になりました。Chrome以外の挙動を確認したい場面でも、同じシナリオをそのまま活用できます。
✨ スクロールステップの追加(2026年5月)
方向とピクセル数を指定するだけのスクロール操作が、ノーコードで自動化できるようになりました。スクロールで表示されるコンテンツや、無限スクロール型UIのテストがより簡単になります。
THEME 03|チームで使うツールへ
テスト自動化は、個人の作業から始まってもチームの資産になってこそ真価を発揮します。この1年で追加された「共有・可視化・連携」に関わる機能は、Nexusをチームインフラとして位置づけるものです。
✨ あらゆる画面に「共有リンク」(2026年4〜5月)
テスト実行結果・シナリオ・テストプランのそれぞれに直接アクセスできる共有リンク機能が順次追加されました。Slackでリンクを貼るだけで、チームメンバーが同じ画面を開ける状態になりました。
🚀 Webhook通知のリッチカード対応(2026年5月)
Slack・Microsoft Teams・Google Chatへの通知が、実行サマリ・所要時間・失敗テスト一覧を含むカード形式にアップデート。通知から直接Nexusの結果画面へジャンプできるようになりました。
✨ シナリオ一覧に「更新者」「実行者」を追加(2026年1月)
誰がテストを最後に修正したか、誰が実行したかが一目でわかるようになりました。チームでの作業分担の把握や、問題発生時のトラブルシュートに役立ちます。
✨ マルチウィンドウ対応(2026年4月)
シナリオ・テストプラン・実行結果を別々のウィンドウで同時に開けるようになりました。比較しながら作業する、という使い方が自然にできるようになります。
THEME 04|毎日の運用をもっとスムーズに
テストを「作る」だけでなく「運用し続ける」ことの難しさに、私たちは真剣に向き合ってきました。日々の管理業務を減らし、本来集中すべき品質保証に時間を使えるよう、運用面の改善を積み重ねています。
🚀 使用状況レポート(2026年1月)
チームのテスト実行頻度・リソース消費状況を可視化する使用状況レポートが登場。どのテストプランをどれだけ実行しているかが把握でき、プロジェクトの運用最適化に活用できます。2026年5月にはテストプラン単位のフィルタリングも追加されました。
✨ アーカイブ機能(2026年2月)
シナリオ・テスト結果・テストプランをアーカイブし、必要に応じて復元できるようになりました。「削除したら戻せない」という不安なく、プロジェクトをすっきり整理できます。
✨ テストプランからの変数上書き(2025年12月)
ステージング・本番など環境ごとに異なるURLや認証情報を、テストプラン単位で上書き設定できるようになりました。シナリオを複製せずに複数環境のテストが管理できます。
✨ テストプランの複製(2026年3月)
シナリオ構成・実行環境・スケジュール設定をまるごと引き継いで複製できるようになりました。類似プランを一から作り直す手間が省けます。
お客様の声が形になった機能
CSチームやSalesチームが、収集した200件以上のフィードバックの中から、特にリクエストの多かった声と、それが実現した機能をご紹介します。
「メール受信を含む画面遷移のテストができない」(5件のリクエスト)
→ Eメールテスト機能(2025年11月18日リリース)固定・ランダムメールアドレスによるメール受信テストが可能に。
「テスト失敗時に前回との違いをすぐ見たい」(複数リクエスト)
→ スクリーンショット比較機能(2026年3月31日リリース)今回の失敗と前回の成功のスクリーンショットが並んで表示。
「誤って削除したシナリオを復元できない」(複数リクエスト)
→ アーカイブ機能(2026年2月3日リリース)シナリオ・テスト結果・テストプランの安全なアーカイブと復元が可能に。
「テストプランで30分おきのスケジュールしか設定できない」(複数リクエスト)
→ スケジュール実行の10分間隔対応(2026年2月25日リリース)「9:10」「14:40」など、業務時間に合わせた細かい設定が可能に。
「ワークスペース変数を環境ごとに一括で上書きしたい」(複数リクエスト)
→ テストプランからの変数上書き機能(2025年12月16日リリース)テストプラン実行時に変数を動的に切り替えられる。
Autify NoCode Webからの進化:できなかったことが、できるようになった
Autify Nexusは、前世代製品「Autify NoCode Web」の使い勝手を引き継ぎながら、長年「できなかったこと」を次々と解消してきました。乗り換えを検討されている方、あるいはすでに移行されたお客様に向けて、主な進化ポイントをまとめます。
| できなかったこと(NoCode Web) | できるようになったこと(Nexus) |
|---|---|
| テストは手動レコーディングのみ | 自然言語でAIがシナリオを自動作成 |
| 失敗したテストは手動で修正 | 「AIで修正」ボタンで自動修復。カスタムプロンプトで修復ルールも指定可能 |
| スクロール操作はJSステップが必要 | ノーコードのスクロールステップとして標準搭載 |
| 不要なシナリオは削除のみ(復元不可) | アーカイブ機能で安全に退避・復元が可能 |
| 変数はテストプラン単位での定義 | ワークスペース全体で共有できる変数。シナリオ内でのオーバーライド、テストプラン間での値の引き継ぎも可能 |
| 検索・絞り込み条件は毎回入力が必要 | 検索条件を保存して再利用可能 |
| 条件分岐はJSステップで実装するか、シナリオを分けるしかなかった | 値の一致条件による分岐設定をノーコードで追加可能(2025年12月) |
| ステップは固定操作のみ(実行時のAI判断なし) | 自然言語ステップで、実行時にAIが画面状態を判断して柔軟に操作(Nexus AIオプション) |
| ウィンドウサイズはプリセットから選択のみ | 幅・高さを任意の数値でカスタム指定可能。特殊な画面サイズやレスポンシブデザインの検証に対応 |
| 件名は類似度マッチングのみ | 完全一致・部分一致・正規表現から選択可能。件名が動的に変わるメールも安定して特定できる |
| 外部ツールからの操作はAPIのみ | APIはもちろん、MCPツールでClaude・Cursorなど外部AIエージェントから直接シナリオ・テストプランを操作 |
1年間のハイライトタイムライン
- 2025年9月 : Google Chat Webhook通知対応開始
- 2025年11月 : Eメールテスト機能リリース、自然言語ステップ→ノーコード変換対応
- 2025年12月 : 自然言語によるテスト作成、Firefox/WebKitローカル実行対応、AIで修正機能追加
- 2026年1月 : 使用状況レポートリリース、シナリオ一覧に更新者・実行者列追加
- 2026年2月 : アーカイブ機能、スケジュール10分間隔対応、自然言語ステップ引数サポート
- 2026年3月 : Nexusプライベートランナー、スクリーンショット比較、テストプラン複製機能
- 2026年4〜5月 : 全画面に共有リンク、MCPツール対応、Webhook通知リッチカード、AIカスタムプロンプト
次の1年も、一緒に作りましょう
Autify Nexusのすべての進化は、皆様のフィードバックから始まっています。
「こんな機能があれば」「ここが使いにくい」——そのひとことが、次のリリースに反映されます。これからもAutify Nexusは、皆様からのフィードバックをエネルギーとして成長し続けます。次の1年も、皆様と一緒に素晴らしいプロダクトを創り上げていけることを楽しみにしています。
フィードバックは、CSMや営業担当とのミーティング、もしくは、サポートチャットにてお伝えいただければと思います!